NHKの大河ドラマ「光る君へ」が放送されています。
度々耳にするワードが「中宮(ちゅうぐう)」と「皇后(こうごう)」。
ネットでは、
「中宮と皇后の違いは何?」
という声がちらほら上がっていますね。
今回は、「中宮」と「皇后」の違いを簡潔に分かりやすく解説していきたいと思います!
中宮と皇后の関係
ではなぜ呼び方が違うのか、「中宮」、「皇后」とそれぞれの意味を見ていき、最後に違いを確認しましょう。
※「中宮」と「皇后」の違いだけが分かるように簡潔にまとめていますので、歴史の部分等はかなり省いています。
皇后とは
一夫多妻制の時代、天皇の第一婦人、最高位の妻を皇后と呼んでいました。
つまりは、天皇の妻のランクですね!
ランクなので、皇后の下の地位もいくつか存在しますが、今回は省きます。
明治時代あたりから一夫一婦制になり、天皇もそれに該当するようになりました。
現在、日本の第126代皇后は雅子様ですね!
中宮とは
そのうちに、そこに住む人自身のことも「中宮」と呼ぶように派生していったと言われています。
先に妻になった人が「皇后」、後に妻になった人が「中宮」なんて呼ばれることもありましたが、平安中期以降では皇后と中宮はほとんど同格になっています。
中宮と皇后の違い
天皇の第一婦人=「皇后」
皇后が住む場所=「中宮」
上記が当初の中宮と皇后の違いでした。
順序で呼び名が変わったり、ただ呼び名が違ったり、明確なルールの元呼び方を変えることはありませんでした。
近代では「皇后」が定着しており、「中宮」と呼ぶことはほとんどありませんね。
まとめ
中宮と皇后の違いは呼び名だけ?簡潔に解説!についてお届けいたしました。
■初期
・皇后・・・天皇の妻(第一婦人)
・中宮・・・皇后が住んでいる場所
↓
住む人自身も「皇后」と呼ぶようになる
↓
「皇后」・「中宮」の境目が無くなる
↓
近代では「皇后」が定着
上記のような流れで今に至りました。
当初は人・住居で呼び名が違いましたが段々と同じ意味で使われるようになっています。
間の部分をかなり省略しましたが、本来はもう少し経緯がありますね。
詳細が気になる声が多ければ記事にしていきたいと思います!
最後まで読んで頂きありがとうございました。